3人子持ちの消防士が辞める程の心境に至った人間関係のトラブル

初めまして!
「はや」と申します!

この度は僕のブログに
訪問していただき、ありがとうございます。

ここでは僕のプロフィールを
簡単に紹介させていただきます。

目次


プロフィール〜過去のトラブルまで

僕が消防士を辞めたい
と確信するくらい

とても悩んだ
つらい出来事が起きたのは

2018年の10月、
今から5年前のことでした。


当時29歳
3人目の子供が
もう少しで生まれそうで、

幸せの最中
といった所でした。

僕の家庭は夫婦共働きで
贅沢は出来ないながらも

それなりに不自由のない
生活を送っていました。

僕は消防士として
誇りを持っていましたし、

定年までこの仕事を続け
人の命を守りたい

と本気で思っていました。

でも、そんな決意を
根底から覆す
悩みがあったんです。

【頼まれたことを断れない】
【言いたいことを言えない】


そんなの誰でもあるよ?
と思う方もいると思います。

でもこれがきっかけで
消防署全体を巻き込む

トラブルを
引き起こしてしまうのです。

悪夢の救助訓練

5年前の10月に後輩3人から
次の救助大会にチームとして

一緒に出場して欲しいと
お願いをされたのです。

【救助大会】とは年に一度
消防の救助の技術を

一般の人の前
で披露する大会です。


ロープを渡ったり、
倒れている人を

引っ張り上げたり、
日本全国の消防署で行われている

全国大会まで
開かれるもので

消防士なら誰でも一度は
目指すような
大会なのです。

僕がしていた大会の種目です


僕は22歳から27歳の
とても大切な6年間

青春を全て捧げて
大会に挑みました。

でも、実は救助大会への
出場を目指したのは

やりたかったからではなく
やりたくない】と言えない環境だから
やっていただけ。

【早く結果を出して引退したい】
と思っていただけなのです。

大会を目指してから6年後
周囲が納得する結果が出て
ようやく引退することができました。

それなのに引退して2年
のタイミングで

後輩から大会出場の
お願いされて

引き受けることに
なってしまったのでした。

知らない人からすると
「ただの消防の大会でしょ?」

と思うかもしれませんが
救助大会というのは
とても過酷なものです。

休みの日も訓練して
トレーニング三昧

仕事の日でも
通常の仕事は後回し

前年の秋から大会の春までに
準備を整え

春に上司の前で、
トレーニングの成果を披露します。

(そこで基準に達していないと
落選し努力は無意味となります)


選考に通ると4月から
3ヶ月間は完全休みなし。

※僕は当時おばあちゃんの
お葬式で休みをもらうことでさえ
渋い顔をされました。

そんな心身共に身を削る
ような世界。

周りからみたらかっこいい
イメージがあるかもしれませんが、
内部的にはかなり過酷な大会なのです。

そのため僕は何度も断ったのですが、
後輩の困り果てた姿が哀れに思い、

しかも僕の【頼まれたことを断れない】
という性格が影響して

3人目の子供が生まれる忙しい時期に
なんと引き受けてしまったのです。

重なる負の要素

引き受けたからには頑張ろうと
意気込んだ矢先
休みの自主練日に

悲鳴をあげても終わらない筋トレ
20kmのランニング

目標達成までは帰れない訓練

など馬鹿げた訓練を
強要してくる上司Dが来るように
なりました。

※ちなみに僕が選任された理由は
Dと後輩たちとのクッション材だそうです。

背景としては
僕たち選手の指導者として
暴君のDが選任され

そのことに
頭を抱えた後輩が僕にお願いをした
というな流れです。

Dは思い通り訓練が進まないと
「無視」が始まり、常にイライラ・・・

トレーニングの成果を図る試験の時、
基準に満たしていないと

人のないところで顔を殴られる
頭や手に火のついたタバコの押し付ける
メガネを曲げられ


絶対に悪いことなのに僕はその場で
【辞めてください】言えませんでした。

※消防は上司の命令は絶対で
逆らうことはできないと思っていたのです。

【ここでしっかりと意見を
言うことができてば良かったです】

僕の想像を超える事態ばかり
メンタル的にも危うくなり

体調的に影響が出てしまったのです。
後輩たちと相談しさすがに

もう限界だと判断。
勇気を振り絞り

【自分たちで訓練させてほしい
【もう来ないで欲しい】

と伝えました。

するとDからは
自らの横行を正当化するように

【選手のことを思って言っている】
【このくらいしないと勝てない】
【自ら望んだことだと思っていた】

と告げられました。
もうこのまま訓練を
続けられる自信も気力もなかったため

その時はとりあえずその場を
やり過ごし必死に逃げました。

上層部に訴え

僕だけでなく後輩もメンタルがやられ、
どうしたらいいか分からない状況。

でもここで閃きました。
【精神的な被害で訴えれば
上司を辞めらせられるかも】


恐る恐る人生初の
心療内科受診。
それも僕と後輩含め3人

半信半疑でしたが3人全員が
うつ病と診断されました。

我々をここまで追い込んだ
【上司Dの職務上の立場を利用した圧力的な指導】
【度を完全に越した暴力】

その2点を管理職に訴え
上司Dが辞めなければこちらが辞める
という強い意志を示しました。

その時は上司が辞めたら
全て解決するのだと思っていました。

好転からの地獄・・・

消防の管理職の判断は・・・
【我々と上司Dとのコミュニケーション不足】
という結果になりました。

職場的にそこまで大きな問題にはならず
もちろん外部への公表もされませんでした。

上司Dは、
「今まで後輩に食事を奢ったり
散々仕事の面倒を見てきた」

「厳しい訓練は後輩をしっかり
育成したい思いで、同意は得た」と反論


それを管理職が受け止め
双方のコミュニケーション不足という
判断になってしまったのです。

【暴力問題については外部公表を恐れ
 揉み消されてしまいました】

この問題を大きく取り上げ
組織として対応を求めていた
僕は愕然としました。


しかし、上司Dは職場に
居づらくなったようで

自ら転職活をして1社
内定したという急展開な
朗報が入りました。

【これであと関わらなくなる】
と思っていました。・・・・が

数週間後内定を取り消したのです。

我々の訴えを相談している管理職
が彼の転職を引き止めたのです。


・・・・・・
「職場に相談しても意味がなかった」

とようやく分かった瞬間で、
裏切られた気持ちでした。

法的措置

労働局に相談することにしました。
労働局とは雇用側と労働側の間の

トラブルが発生した際に助言や
指導を行い解決に導く機関のことです。

労働局は話は聞いてくれるのですが
「専門的な話が入るため力になれない」

という感じで解決につながる
行動は教えてくれませんでした。



とうとう弁護士に
法律的に相談を検討することに

相談するだけで費用がかかることが
受付の段階で分かりました。

そして
・うつ病にはなったが休職までに至っていない点
・相手から暴力をされた証拠がない点

を法律事務所の窓口の人から指摘され
仮に訴えても勝てる見込みは低く

裁判の費用もかなりかかるため
おすすめはしないと言われました。



金銭的な面や、
勝てる見込みが低いことを知り

この時点で訴えを起こすという
ことを諦めざるを得ませんでした。


気づくと・・・

このやりとりは、上層部に僕が
訴えた日から半年も経っていました。

【こんなことに時間を
費やすならもっと他のことに
使えば良かった】


とようやく気がついたのでした。

ただ、今振り返ると、
僕が色々な人に訴えたのは

【こういうことは今後
絶対に起きてはならない】

と職場で断言して欲しいことと、
素直に上司Dからの

謝罪の言葉

をもらいたかった
だけだったのでした。

相手は変わらない。自分は変われる!

この経験で人は簡単に変わらないこと
がわかりました。

我々に無理難題を
要求してくる上司D

上司Dは良かれと思い、
やっていることで

「自分は悪くない」と思っているため
直そうともしなければ、
謝ることは絶対にしません。



一方、管理職は
組織や、部下を守るために最善の

ことをしようとした結果
問題を公にせず誰もやめさせず、
むしろ退職を引き留めました。

もう当時の管理職は
退職して誰もいませんが。

労働局だって、弁護士だって
みんな自分を守ろうと必死です。

僕だって僕を守ろうと必死です。

自分のためには動けるが
他人のことになると動けない・・・

・・・ん?

何か僕の中の壁が壊れる
感覚に陥りました。

変えたいことがある時は
他人任せではなく、自分で変わっていく・・・

何がなんでも自分が望む未来を勝ち取る。

他人が何を言おうと行動を絶対に辞めない。


恥ずかしくても自分はしたいことを
貪欲に実現させる。


という強靭なマインドが必要だと
分かったのでした。

組織の縮図

今回のようなトラブルは、人を変え、
時を変え、常に発生していることが

分かりました。
僕の部下がその部下に対し、

自分主体の考えを押し付け、
守らないとひどい言葉で
罵り続けている場面に遭遇しました。

僕が一時的に注意してその場は
収まるのですが、次の日には全く
同じ光景です。

以前の僕と上司の関係を

【そのまま遠くから見ている
気分でした】

そもそも職場の雰囲気が
そういう【横暴】を良しとして

しまっており
受け継がれてしまっているのでした。

変化した人間関係の捉え方

その日を境に、職場(他人)は
結局自分を守ったり

自分の主張が最優先で
しか生きていないことが分かりました。

自分が助けを求めても
話は聞いてくれるかもしれないが

根本的に助けてくれたり、変わったり
はしない。



本当に今の現状を変えようとして
全て自分に責任を持ち行動したら・・・

結果を出すのは自分なので
上司からどう言われようと変わらない。

失敗や成功は自分がもたらした結果なので
誰に対しても感情的にならず
改善のことだけ考えることができる。




このような自責の思考を
得ることが出来たのです。

そして僕の当初の悩み
【人の頼みを断れない】
【言いたいことが言えない】


からようやく卒業することが出来たのです。

今もなお上司Dは在職していて
バッタリ遭遇してしまう可能性は

十分にありますが
(※田舎の小さい消防なので)

それはもう気にならなくなりました。
僕の中ではもう、どうでもいいことになりました。


それよりも僕が目指すのは

自分の足で歩んでいく
自分で思った通りに変えようとすることで

何歳になっても夢を持つことができて
それがどんな非現実的なことでも
全力で達成に向かうことができる。


そういうことを本気で目指すことができる
人生になったのです。



もし、今も5年前の
頼まれたことを断れない】
【言いたいことを言えない】


から卒業できていなかったら今は

周囲の意見から流されまくりで
他人が望むようにコントロールされ

そこに自分の感情はなし。

おかしいと思っても声を上げることができず
暴力すら許してしまう弱い心。

むしろ自らもそれに加担してしまう。

行きたくない誘いにフル参加して

自分の心の声に嘘をつき続け
家族まで寂しい思いをさせてしまう。

こうなっていたと思います。

僕の原動力


僕と同じように職場での人間関係に
悩んでいる人は無数にいると思います。
時に誰かに相談することもいいでしょう。

でも、本質的な解決は自分しかできません。
僕は、一人でも悩んでいる人に

そのことを伝え、
解決の糸口になれる存在に
なれたら
・・・

「死んでもいい」って思います。

一緒に解決して、笑いが絶えない
人生にしましょう!!

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • ご紹介いただき早速読ませていただきました。
    私も幼い頃消防士に憧れておりました。
    ですが内容は古き昭和時代の体育会系体質そのものなので愕然としました。
    私もインスタこDMの通りパワハラを受け2011年から精神科に通院しており、服用回数と量は減りましたが未だに精神安定剤が手放せません。
    はや様と同じく私も「断れない」「言いたいことを言えない」人間で本質は今も変わっていないかもしれません。
    私の場合、口が立つ相手だったので「断る」「意見を通す」事は不可能だったと思います。
    そして当時の社長と担当医と相談し退職…非常に悔しいですがヤツと距離を取る、つまりヤツから逃げることを選択しました。
    はや様が仰っている言葉「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分だけ」が私の座右の銘です。
    うつ病は原因も症状も千差万別、合う薬に出会うまでも時間がかかったり、完治もするのか分からないくらい長期戦です。
    物理的、精神的に攻撃してくる人間は自己評価の高いです。人を見下し、喚き、そのくせ自己を正当化する性質を持っているやっかいな珍獣で、自分が正しいと思うから人の意見なんか聞かないサイコパスですよ。
    記事を読ませていただきパワハラがこの世から無くなってほしいと心の底から改めて思いました。

    • 丸山様コメント
      そして共感ありがとうございます。

      丸山様が経験されたことは
      本当に聞くだけで胸が苦しくなり

      絶対に今後同じような人が
      現れないようにと
      願う気持ちでいっぱいになりました。

      僕はこれからもパワハラや
      人間関係で悩む人を

      一人でも救うため
      頑張っていきます!!

  • 私は記事を読ませていただきコメントすることしか出来ませんが、はや様の活動を応援させていただきます😊
    正確の違う他人が同じフィールドにいて仲良くなれるのは互いの相性もあるでしょうが、妥協し合えることが出来るからなんですよね。
    その最たる例は結婚なんでしょうけど。
    片方が我儘を言い続け、我を通し、相手を罵倒し服従させるのは獣の世界です。人間のする行動ではありません。
    そんな非人間を相手に仕事を共有するのは、並大抵のメンタルがなければ不可能です。
    そんな被害者を一人でも救える活動は本当に素晴らしいことですよ🥲

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